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インタビュー

株式会社大松運輸 仲松さま

By 2019年12月9日5月 13th, 2021No Comments

2019年12月9日(月) 金沢区内某所

事務局:本日はお時間いただきましてありがとうございます。本年から「会員からの声」のページ掲載用記事のインタビューをさせていただければと思います。このコーナーは、会員以外の方が見て、「横浜シーサイドフォーラム」ってこんな感じの集まりで、こんな会員が所属しているんだと思ってもらえるものにしたいと思っているので、ざっくばらんにお聞かせください。それでは、早速はじめさせていただきますね。

事務局:株式会社大松運輸さんは、運送業でいらっしゃると思うんですが、どんなものをメインで運ばれているんですか?

仲 松:昭和48年、当時システムキッチンや仙台に本社があるカメイ株式会社のお酒や建設資材を運ぶ仕事からスタートしまして、現在にいたります。

事務局:仲松さんは、いつ頃から大松運輸様で仕事されているんですか?確か動物にかかわるお仕事もされていたとお聞きしましたが?

仲 松:そうなんです、最初は那須の方で動物に関する仕事をしておりました。ただ、その時に父(=現会長)に呼び戻され一緒に仕事をするようになりました。父から呼び戻されたんですが、数年後に意見があわずに辞めてしまいました。辞めた後、最初にペットフードの営業をやりました。ペットショップ等を回る営業だったんですが、自分には合わないなと思ってましたし、車移動だったので、終電という概念もなく遅くまで仕事をさせられて、ノルマもあり本当にきつい思いをしました。あまりにも拘束時間も長くきつかったので、今度は建築系のCADを勉強して、建具卸の会社に転職をしました。営業はきつくて嫌だったので、そこでは設計部門として仕事をしましたが、建具と言っても分譲マンションのドア回りを扱う会社でした。ドアというと建物完成の最後に取り付けるので、前工程が遅れるとその分しわ寄せがドア取り付けに来て、200世帯あるようなマンションだと午前2時、3時まで取り付けなどがかかることもあり、こちらもこちらで大変でした。

事務局:いろいろ仕事されているんですね。それにしてもどのお仕事も夜遅くまで勤務しなくてはいけないので大変でしたね。そうすると、一旦お父さんと一緒にやられた後、飛び出して、再度呼び戻されていまに至るということなんですね。
お父さんには、どういうきっかけで呼び戻されたんですか?

仲 松:大きなイベント(=出来事)があったわけではなく、父から「お前が継がないのだったら、他人に承継するか、売却するか考える。」と言われて、当時20名くらいの社員の方が働いていただいていましたが、長く勤めていただいていたし、しのびないと思って継ぐことにしました。

事務局:そうだったんですか?ちなみにおいくつくらいのときですか?

仲 松:33歳くらいのときです。

事務局:継がれてみていかがだったですか?

仲 松:最初は本当にきつかったです。父は、私が継ぐことが決まってすぐに、沖縄本島に家を建てて、引き継ぎもほとんどせずにすぐに引っ越してしまいました。会社にもたまにはきましたが、ほとんど顔も口も出しませんでした。

事務局:それは結構珍しいケースじゃないですか?お父様が会長で残られるとか役員降りられるけれど、最低1回/週で来られるとかいうケースが多いですが、お住まいも遠くに引っ越されるというのはあまり聞いたことないですよね。
そうすると引き継がれたときが社員の方が20名くらいだったわけですが、いまはもっと大きくなられていますよね。

仲 松:はい。いまは社員約90名でトラック70台くらいになっています。

事務局:すごいですよね。仲松さんの力で大きくされたんですよね。会社を大きくされようとしたのはなにか思いがあったんですか?

仲 松:引き継いだばかりのときは、会社を回すことだけで精いっぱいでした。ただ、20名でやっていたときは、自分で見渡せる感じでしたし、自分も実務に携わっているような状態で、みんな休もうにも忙しくて休めない状態でした。みんな多少都合があって交代で休めるようにしないと続かないなと思ったときに、人数を増やさないと交代して休むというのができないなと思ったんです。

事務局:ということは、いまで言うところの働き方を変えるために、規模の拡大が必要だと感じられたということですか。

仲 松:そうです。

事務局:そうなんですね。それで、拡大するのにどういう施策をされたんですか?

仲 松:最初は、自分自身で飛込営業もしました。ただ、まったく効果がでなかったです。そんなとき、ちょうどリーマンショックの時期だったと思いますが、ホームページ作成を営業されて、ホームページを作成しました。実は、結構高かったんです。そこで、住宅建材配送に特化した他社にはできない配送方法をとっていることをアピールしてそこで尖った存在になろうと決めて、その内容をページに載せました。そうしたところ、徐々に問合せが増えていきました。当時はドライバーも応募すればすぐに採用できた時代なので、必然的に人数も増えていきました。

事務局:なるほど、ご苦労はあったと思いますが、住宅建材配送に特化した戦略が当たった感じなんですね。いまもホームページは活用されているんですか?

仲 松:はい。ただ、狙いを変えています。いままでは、集客をするためにホームページを作っていましたが、現在では会社自体を知ってもらうということに狙いを絞っています。そうすることで、新規採用に役立てたり、いまの従業員や従業員の親族に見てもらうことでモチベーションを上げたりということを心掛けています。

事務局:なるほど、対外的にアピールするというよりは、従業員の方が自分の会社を誇りにもてるということを意識されているんですね。すごく勉強になります。仲松さんは、フォーラムの入会のきっかけはどんなことだったんでしたっけ?

仲 松:いろいろな会合には参加しますが、商工中金のユース会の集まりの時にお誘いを受けたのがきっかけです。

事務局:そうなんですね。強引だったんじゃないですか、大丈夫ですか(笑)。入会して日は浅い方でらっしゃると思いますが、新規会員の方のフォローや会の活性化にはすごく精力的に活躍されていると思います。それも仲松さんのお人柄ですよね。お話続けたら切りがないので、このあたりでインタビューを終わりにしたいと思います。ご協力ありがとうございました。

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